暗闇の中にふわりふわりと舞う神秘的な光。
美しくはかなげなホタルの光は、初夏の風物詩として古の昔から長く親しまれてきました。
私も子どもの頃は地元のほたる祭りに毎年でかけ、ホタルに魅せられた一人です。
ホタルを見に行きたいけれど、いつ、どこに行けばいいかわからない、
ホタルを見たことがないから一度見てみたい、
子どもといっしょにホタルを楽しみたい、
そんな方にホタルを見ることができる場所と時期を神奈川県について調べてみました。
神奈川県内でホタルが見られ始めるのは、5月初めごろから。
見頃のピークは5月中旬〜6月上旬と予想されています。
参考 ウェザーニュースほたる出現予想
ホタルが見られる主な場所は
・こども自然公園(横浜市旭区)
・四季の森公園(横浜市緑区)
・県立座間谷戸山公園(座間市)
・龍源水ホタルの公園(座間市)
・小菅ケ谷北公園(横浜市栄区)
・小雀公園(横浜市戸塚区)
・長井海の手公園 ソレイユの丘(横須賀市)
・道保川公園(相模原市)
・万葉公園(足柄下郡湯河原町)
・厳島湿生公園(足柄上郡中井町)
などがありました。
それではそれぞれの場所について詳しく紹介します。
神奈川県でホタルが見れる場所はどこ?ホタルが見れる時期はいつ?
神奈川県内でホタルが見られ始めるのは、5月初めごろから。
見頃のピークは5月中旬〜6月上旬と予想されています。
ホタルは、曇っていて、蒸し暑くて、風のない日の19時30分から21時ごろに最も飛翔すると言われています。
ホタルはまぶしい光が苦手です。
目的地に着いたら懐中電灯やスマホ、カメラのフラッシュは消して、静かに鑑賞しましょう。
また、虫よけスプレーや蚊取り線香を使うとホタルに影響を与える可能性があるため要注意。
虫対策には長袖や長ズボンを着用するなど、肌の露出を控えた服装がおすすめです。
自然豊かな場所で蛍を観察する場合は、スニーカーなど歩きやすい靴で出かけるとよいでしょう。
ホタル観賞の後は気温が下がる場合もあるので、薄手のパーカーなど羽織るものがあると安心ですね。
こども自然公園(横浜市旭区)
横浜の中でも最大級の面積を持つ公園です。
大池を中心にした丘陵地にゆったりとした良好な自然が残され、四季折々の景観を楽しむことができます。
特に梅林・桜山は花の季節には多くの人々で賑わいます。
万騎ヶ原ちびっこ動物園、バーベキュー場(お問い合わせ050-3786-4889)などもあります。
住所 横浜市旭区大池町65-1
アクセス 相鉄線「二俣川」駅南口下車徒歩15分
相鉄バス「二俣川駅南口」から旭1・旭6系統「万騎が原中央」または「万騎が原大池」下車徒歩3分
相鉄線「南万騎が原」駅徒歩7分
駐車場 無料駐輪場(入口広場隣)、有料駐車場449台
HP:https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/midori-koen/koen/koen/daihyoteki/ko-sizen.html
四季の森公園(横浜市緑区)
横浜市緑区にある公園。
園内には、丘陵の起伏を利用したジャンボすべり台や展望台、噴水などがあります。
また森の中には、水田や水車小屋、炭焼き小屋といった昔ながらの里山の風景を残しています。
早春、キブシの花が咲くと、ナノハナ、サクラ、ヤブデマリが次々と開き、夏にはホタルやトンボ等の虫たちが姿を見せ、秋は紅葉が園内を美しく彩ります。
自然観察会やクラフト教室などのイベントも開催されています。
その名のとおり、一年を通して四季を楽しめます。
住所 神奈川県横浜市緑区寺山町291
電話 管理事務所:045-931-7910
アクセス
徒歩:JR横浜線中山駅南口、横浜市営地下鉄グリーンライン中山駅2番出口から公園北口まで徒歩約15分(約1.1キロメートル)
バス:【中山駅(JR横浜線、横浜市営地下鉄グリーンライン)】から
市営バス:「136系統 よこはま動物園」行き
相鉄バス:「旭11 鶴ケ峰駅」行き、「旭13 よこはま動物園」行き、「旭14 よこはま動物園」行き、「旭37 三ツ境駅」行き
「長坂」バス停下車(所要時間約7分)公園南口まで徒歩約3分
バス【鶴ケ峰駅(相模鉄道)】から
相鉄バス:「旭11 中山駅」行き「長坂」バス停下車(所要時間約18分)公園南口まで徒歩約3分
相鉄バス「旭11 西ひかりが丘」行き「西ひかりが丘」バス停下車(所要時間約17分)公園西口まで徒歩約5分
駐車場 あり
HP:http://www.kanagawa-park.or.jp/shikinomori/
県立座間谷戸山公園(座間市)
全国的にも新しい試みの都市公園、里山を活かした自然あふれる公園です。
「自然生態観察公園」として自然を極力残し、自然とのふれあいに重点が置かれています。
総面積32ヘクタールで「山」「谷戸」「里」の3つのゾーンで構成されています。
例年6月上旬~下旬ごろゲンジボタルが見られ、発生のピークは6月中旬となっています。
蛍観賞のおすすめスポットは園内中央の湧き水の谷と湿性生態園そばの北側水路です。
住所 神奈川県座間市入谷東1丁目6−1座間市入谷東
電話 046-257-8388
アクセス 小田急線座間駅から徒歩で約10分、相武台前駅から徒歩で約15分
国道246号の「西原交差点」を座間市役所方面へ北上し、約5分
駐車場 あり(ただし混雑するため、可能な方は公共交通機関の利用がおすすめです)
HP:http://www.zamayatoyama.kanagawa-park.or.jp/
龍源水ホタルの公園(座間市)
座間市の住宅街の中にある公園。
龍源院の美しい湧き水が小川をつくっています。
小さい公園ですがですが水車と小川があり、風情ある景色が楽しめます。
地元の方々でゲンジボタルの里にしようと取り組んでおり、数は少ないですが蛍を見ることができます。
住所 神奈川県座間市入谷1-3523
アクセス 小田急線「座間駅」より徒歩15分
駐車場 なし
HP:なし
小菅ケ谷北公園(横浜市栄区)
湿地がある自然観察ゾーン、雑木林がある散策の森ゾーン、利用拠点ゾーンからなる自然豊かな公園。バーベキュー場や広場などがあり、自然を身近に感じられるスポットとなっています。
自然観察ゾーンは湿地を活用した自然を観察できるゾーンです。
整備されたウッドデッキでの散策ができ、夏にはホタルも現れ、ホタルを鑑賞する夕べなども催されます。
住所 神奈川県横浜市栄区小菅ケ谷4-31
アクセス R根岸線「本郷台駅」より徒歩25分
戸塚ICより約15分 日野ICより約10分
駐車場 あり
HP:http://www.kosugayakita-park.com/
小雀公園(横浜市戸塚区)
山の地形を生かしてつくられた自然あふれる公園です。
大型の公園ではないですが自然を求めてやってくる野鳥や昆虫などがたくさん見られます。
園内には生きもの保護区域(ホタルの里)があり、蛍の時期のみ夜間開放されます。
令和6年の夜間開放日はまだ公開されていませんでした。
昨年は5月上旬にお知らせが出ていましたので、興味ある方はHPを要チェックです。
住所 神奈川県横浜市戸塚区小雀町681-3
アクセス JR「大船駅」東口バスターミナルより小雀乗合バスに乗車。「テニスコート前」にて下車、徒歩約1分
駐車場 あり
HP:https://midocomi.com/kosuzumepark.html
長井海の手公園 ソレイユの丘 ホタル館(横須賀市)
ソレイユの丘は、相模湾・伊豆大島・富士山などの絶景と空が大きく広がるロケーション抜群の都市公園です。季節の花々やどうぶつ・農との触れ合いに、充実の遊具・飲食・キャンプスタイルなど、多様な楽しみ方に出会える複合型エンターテインメントパーク。
園内にあるホタル館ではホタルの生態の解説等を展示。
建物の脇にある小川は夏になるとホタルを見ることができ「ホタル観察会」も開催しています。
ホタル館の上階は展望台になっており、江の島や伊豆半島、丹沢など相模湾の広大な景色を眺めることができます。
アクセス 電車・バス:京浜急行「三崎口」駅より京急バス「ソレイユの丘」行きにて約15分終点下車。または「荒崎」行きにて約20分「漆山」で下車(徒歩約650m)
車:三浦縦貫道「林」出口より国道134号線南へ、「ソレイユの丘入口」信号を右折、「林」出口より約3キロ。
徒歩:京浜急行「三崎口」駅より約4キロで、約45分。
HP https://soleil-park.jp/
道保川公園(相模原市)
道保川の水源と横浜丘陵の自然を活かした水と緑が一体となった自然公園。
園内は「水生動植物観察ゾーン」、「野鳥観察ゾーン」、「山野草観察ゾーン」、「森林生態観察ゾーン」という 4つのゾーンに分かれています。
木々に囲まれ、各所を散策路が巡っており、四季を通じてさまざまな植物や生き物たちに出会うことができます。
「野鳥観察ゾーン」では、沢の水に集まるウグイス、ルリビタキ、メジロ、シジュウカラ、カワセミなどの野鳥が観察でき、 鳥たちのさえずりを聞くことができるほか、「さえずりの沢」で6月上旬から中旬までホタルが見られます。
住所 神奈川県相模原市中央区上溝1359
電話 042-776-6484
アクセス JR「上溝駅」から徒歩20分
JR「相模原駅」からバス、「光が丘三丁目」下車徒歩5分
JR「上溝駅」からバス、「七曲り下」下車徒歩5分
駐車場 あり
HP:https://www.sagamiharashi-machimidori.or.jp/douhogawa
万葉公園(足柄下郡湯河原町)
2024/5/31(金)~6/9(日)(19:30~21:00)に「ほたるの宴」が開催される万葉公園。
万葉公園の水際にゲンジボタルが舞い踊ります。
万葉公園のほたるは、幼虫まで万葉公園内の“ほたる小屋”で飼育、3月上旬湯河原小学校の生徒さんたちの手によって放流され、その後自然発生するほたるを鑑賞します。
その他、藤木川、千歳川・新崎川沿いにも天然のほたるが数多く生息しほたる発生期間中には湯河原町全体でほたるを楽しむ事が出来ます。
・所在地 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上566
・問い合わせ先 0465-64-1234 (湯河原温泉観光協会)
・アクセス 公共交通:JR湯河原駅→伊豆箱根バス・箱根登山バス奥湯河原方面行きで10分、バス停:落合橋下車、徒歩約5分(万葉公園湯河原惣湯 蛍テラスまで)
車:西湘バイパス石橋ICから真鶴道路経由18km29分
厳島湿生公園(足柄上郡中井町)
厳島湿生公園は、県内でもまれな清水が湧き出る湿生地で、その貴重な自然環境の復元・保全を目的に整備した公園です。
「弁天さん」として親しまれている厳島神社を中心として、湿生地には木道をめぐらし、東屋や休憩広場などを設置しています。
毎年5月中旬から6月上旬にかけてホタルの鑑賞ができることをはじめ、年間を通して様々な水生動植物を観察することができます。
毎年5月下旬には「竹灯篭の夕べ」が催され、竹灯篭の灯りとホタルの舞が共演する幻想的な光の風景を見ることができます。
住所 神奈川県足柄上郡中井町井ノ口1310
電話 0465-81-3901 (中井町まち整備課)
アクセス 公共交通:小田急秦野駅南口→井ノ口・団地中央経由二宮駅北口行きバス20分、バス停:北窪入口下車、徒歩1分。またはJR二宮駅北口→南が丘経由、または西大竹経由秦野駅南口行きバス20分、バス停:北窪入口下車、徒歩1分
車:東名高速秦野中井ICから県道71号経由2km5分
駐車場 あり駐車スペースが少ないためなるべく公共交通機関をご利用ください)
その他
神奈川県内でホタルが見れる場所は、上記以外にもありましたので追記します。
松ノ木河原ホタル鑑賞地(足柄上郡開成町)
・所在地 神奈川県足柄上郡開成町吉田島 松ノ木河原第1公園東側要定川付近
・問い合わせ先 開成町環境課TEL:0465-84-0314
・アクセス 小田急小田原線「新松田駅」→箱根登山バス関本行き「吉田島高校」下車→徒歩5分
・駐車場 なし
箱根湯本 ほたる公園(足柄下郡箱根町)
・所在地 神奈川県足柄下郡箱根町湯本
・問い合わせ先 046-085-7751(箱根湯本観光協会)
・アクセス 箱根湯本駅から徒歩5分 赤い橋を渡って右手へ
鎌倉広町緑地(鎌倉市)
・所在地 神奈川県鎌倉市津1133番地
・問い合わせ先 0467-32-5112(現地管理事務所)
・アクセス 西鎌倉駅から徒歩10分
・HP http://www.kamakurahiromachi.com/index.html
金目親水公園(平塚市)
・所在地 神奈川県平塚市北金目3丁目39
・問い合わせ先 0463-21-9852(平塚市みどり公園・水辺課)
・アクセス 平塚駅北口から平71、73、74、75、77系統で「北金目入口」下車、徒歩10分。
・駐車場 なし
まとめ~神奈川県でホタルが見れる場所はどこ?ホタルが見れる時期はいつ?
神奈川県でホタルを見ることができる場所を紹介しました。
ホタルの見頃のピークは5月中旬〜6月上旬と予想されています。
曇っていて、蒸し暑くて、風のない日の19時30分から21時ごろが活動のピーク。
ホタルが驚かないように、懐中電灯やフラッシュは消して、静かに鑑賞しましょう。
全国のホタルの名所はこちらから
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