象印スチーム式加湿器 「EE-DF50」と「EE-DE50」の違いを徹底検証

リビングや寝室などで使う加湿器選びに悩んでいる方にとって、象印のスチーム式加湿器は人気の高いモデルです。
この記事では、2025年9月に発売された「EE-DF50」と2024年9月に発売された「EE-DE50」について、スペックや操作性・お手入れのしやすさなど細かな違いについてお伝えします。
購入前に両モデルの違いをチェックしてくださいね。

象印スチーム式加湿器「EE-DF50」と「EE-DF50」の違いを徹底検証

象印のスチーム式加湿器は、水を沸騰させて蒸気で加湿するため、乾燥する季節に強く、衛生的なのが特徴です。特に冬場は、加湿スピードや暖かさ、さらに安全機能も備わっており、家族全員が安心して使える加湿器として人気があります。

「EE-DF50」は2025年9月に発売された最新モデル、一方「EE-DE50」は2024年9月に発売されたモデルです。

両者の違いを詳しくお伝えしますね。

象印加湿器「EE-DF50」と「EE-DE50」の基本スペック比較

象印の人気モデル「EE-DF50」と「EE-DE50」は、どちらもスチーム式の加湿器として安定した性能を誇ります。
基本的な性能やサイズ感は似ているため、細かな違いをチェックすることが、自分に合ったモデル選びのコツです。
ここでは本体サイズや加湿能力、運転モードなど、スペックに関するポイントを比較していきます。

本体サイズや重量の違い

EE-DF50とEE-DE50のサイズはほとんど変わらず、どちらもコンパクトな設計です。
本体の高さは約31cm、幅や奥行きも同程度で、棚やカウンターの上にも置きやすい仕様になっています。
重量も約2.9kg前後と軽量なので、女性でもラクに持ち運び可能です。
設置スペースに悩むことが少なく、マンション住まいやワンルームでも使いやすいのが魅力です。

最大加湿量や適用畳数の違い

両モデルとも最大加湿量は約480ml/hで、適用畳数の目安は木造和室で約8.5畳、プレハブ洋室なら約14畳です。
家庭用としては十分な加湿能力を持っており、リビングや寝室など広めの部屋でもしっかり加湿してくれます。
この点においてはモデル間で大きな差がないため、加湿性能だけで選ぶ場合はどちらでも満足できるでしょう。

運転モードやタイマー機能の違い

EE-DF50には「おまかせモード」や「連続」「強」「弱」などの細かいモード設定があります。
一方、EE-DE50は基本的な運転モードのみで、シンプルな操作性が特徴です。
タイマー機能もDF50のほうが充実しており、運転のON/OFFを細かく設定できます。
ライフスタイルに合わせて加湿を自動調整したい方には、EE-DF50の方が便利です。

水タンクの容量や給水方法に違い

どちらのモデルも水タンク容量は約４.0リットルで、最大で約6時間程度の連続運転が可能です。
給水方法は上からふたを開けて注ぐ「広口タイプ」で、やかんなどを使えばそのまま給水できます。
ただし、DF50の方がふたの開閉がよりスムーズになっており、細かな改良が加えられています。
毎日使う中で、こうした小さな使いやすさの違いが実感につながります。

カラーや外観デザインの違い

見た目にもこだわりたい方には、カラーやデザインの違いも注目ポイントです。
EE-DF50、EE-DE50ともに落ち着いたホワイト系やグレー系など現代的なカラー展開がされています。
どちらもベーシックなカラーなのでインテリアになじみやすく、シンプルなデザインはどんな場所でも邪魔をしないので、満足度が高まります。

操作性・お手入れのしやすさの比較

毎日使う加湿器だからこそ、操作性やお手入れのしやすさは重要なポイントです。
象印のEE-DF50とEE-DE50はどちらもユーザーに配慮された設計ですが、細部に違いがあります。
給水のしやすさやボタンの見やすさ、掃除の手間など、使い勝手に直結する違いを比較していきましょう。

ふたの開けやすさ・給水のしやすさ

EE-DF50は改良されたふたの構造により、片手でもスムーズに開け閉めできる設計になっています。
ふたを開けてそのまま上から給水できる点は両モデル共通ですが、DF50の方がより軽くて扱いやすい印象です。
給水口も広く、水を注ぎやすいのでやかんやペットボトルからでもスムーズに給水できます。
日々の動作が楽になることで、使い続けやすさが格段にアップします。

内部構造の違い

両モデルともシンプルな構造で手入れは比較的簡単ですが、EE-DF50はさらに掃除しやすい設計が採用されています。
内部パーツが取り外しやすく、タンクやフタの角に丸みを持たせて汚れがたまりにくい工夫がされています。
一方、EE-DE50も掃除のしやすさに配慮されていますが、細かい部分に水アカが残りやすいと感じる人もいるかもしれません。
清潔さをキープしやすいのは、ややDF50に軍配が上がる印象です。

操作ボタンの配置や視認性の違い

操作パネルの見やすさとわかりやすさも、日常使いでは大切な要素です。
EE-DF50はボタンの配置が整理されていて、押し間違いが起きにくい工夫がされています。
表示も明るく、暗い部屋でもしっかり確認できるので、夜間の使用にも安心です。
対してEE-DE50は、よりシンプルなボタン構成となっており、最低限の機能だけを操作するには十分ですが、細かい設定はやや手間に感じる場合もあります。

おまかせモード搭載の有無

EE-DF50にだけ搭載されている「おまかせモード」は、室内の湿度に応じて自動で運転を調整してくれる便利な機能です。
これにより、常に最適な加湿状態を保ちながら無駄な電力消費を防ぐことができます。
自動運転に任せたい方や、操作に手間をかけたくない人にはうれしいポイントです。
EE-DE50にはこの機能がないため、使用状況に応じて手動でモードを切り替える必要があります。

水アカのつきにくさや掃除頻度の違いを比較

どちらのモデルもステンレス製のタンクを採用しており、水アカがつきにくい構造にはなっています。
しかし、EE-DF50ではより滑らかな内面加工が施されており、汚れがつきにくくなっています。
そのため掃除の頻度も少なくて済み、日々のメンテナンスがラクになります。
清潔に保つための手間を少しでも減らしたい方には、DF50が向いているでしょう。

省エネ性能や電気代の違いは？ランニングコストの比較

加湿器を毎日使う冬の季節は、電気代も気になるところです。
象印のスチーム式加湿器はその構造上、ある程度の電力を消費しますが、モデルによって省エネ性能に差があります。
ここでは、EE-DF50とEE-DE50の電気代や節電機能、加湿効率とのバランスについて詳しく比較していきます。

1時間あたりの電気代の違い

EE-DF50とEE-DE50はどちらもスチーム式で、消費電力は約985Wとほぼ同じです。
そのため、1時間あたりの電気代も約27円前後（1kWhあたり27円換算）と大きな差はありません。
加湿力と電力消費が比例するタイプのため、短時間で効果的に加湿できる分、効率は悪くありません。
ただし、長時間使用する場合は、細かいモード制御ができるDF50のほうがやや有利になります。

使用時間による電気代の違い

例えば1日8時間使用した場合、1か月の電気代はおおよそ6,400円程度になります。
これはあくまで最大出力で連続運転した場合の目安ですが、実際には湿度に応じて出力が抑えられる場面もあるため、もう少し低くなるケースが一般的です。
EE-DE50はシンプルな連続運転が中心なので、使い方によっては電力を多く消費する可能性があります。
DF50なら運転を自動調整することで、無駄な電力を抑えることができます。

運転モードによる節電の違い

EE-DF50には「おまかせモード」や「ひかえめモード」など、消費電力を抑える運転設定が豊富に用意されています。
これにより、部屋の湿度が十分に保たれているときには自動で出力を下げることができ、結果的に節電につながります。
EE-DE50にはこうしたモードが搭載されていないため、常に一定の出力で運転されることが多く、電気代もやや高くなる傾向があります。

加湿効率と消費電力のバランスの違い

単に「電気代が高い・安い」ではなく、どれだけ効率的に加湿できるかという視点でみると、EE-DF50は自動調整機能によって加湿しすぎを防ぎ、必要最小限の電力で快適な湿度を保つことができます。
一方、EE-DE50は一定出力での運転が中心となるため、環境によっては加湿効率にばらつきが出ることもあります。
ランニングコストを抑えたい方は、節電機能のあるDF50を選ぶのがおすすめです。

EE-DF50とEE-DE50・おすすめの使用シーンと選び方

EE-DF50とEE-DE50はそれぞれにメリットがあり、使う人のライフスタイルや部屋の環境によって最適な選択が異なります。
ここでは、「どんな人にどちらが合うのか」という視点で、具体的な使用シーンごとにおすすめのモデルを紹介します。
価格・機能・使いやすさなど、自分に合った1台を見つけるヒントにしてください。

自動運転や静音性を重視するならEE-DF50がおすすめ

生活の中で手間をかけずに湿度を保ちたい方には、EE-DF50が適しています。
おまかせモードにより、室内の湿度を自動で調整してくれるため、常に快適な状態を維持できます。
さらに、運転音も静かで寝室や赤ちゃんのいる部屋でも気になりにくい設計になっています。
ボタン操作も直感的で、ストレスのない使用感が魅力です。

価格を抑えたいなら型落ちモデルEE-DE50が狙い目

とにかく初期費用を抑えたい方には、EE-DE50がおすすめです。
型落ちモデルであるため、家電量販店や通販サイトで割引価格で手に入ることも多く、コスパ重視の方にはうってつけです。
機能は必要最低限に絞られているものの、スチーム式の加湿力はしっかり備わっており、基本的な使い方なら十分満足できる性能です。

夜間の使用が多いならタイマー機能の充実度に応じて選ぶ

夜に寝室で使用するなら、タイマー機能の有無は重要な選択ポイントです。
EE-DF50はON/OFFのタイマーが両方備わっており、就寝時や起床時間に合わせて細かく設定できます。
一方、EE-DE50は簡易的なタイマー設定のみとなるため、より柔軟に管理したい人にはDF50の方が便利です。
眠りを妨げない静音設計とタイマー機能の組み合わせが、快適な夜の湿度管理をサポートします。

お年寄りや子どもが使うなら操作のシンプルなEE-DE50

高齢者やお子さんが使う場合は、操作がわかりやすいEE-DE50が向いています。
ボタンの数が少なく、設定もシンプルなので、複雑な操作が苦手な方でも戸惑うことがありません。
万が一の事故を防ぐ安全機能も両モデルに備わっているため、安心して使うことができます。
加湿器を「ただ使いたいだけ」というニーズには、DE50の潔い設計がぴったりです。

使う部屋の広さに合わせて最適なモデルを選ぶ

どちらのモデルも加湿能力はほぼ同等で、木造で約8.5畳、プレハブ洋室で約14畳まで対応可能です。
しかし、使う部屋の広さや空気の流れによって、加湿の効率には差が出る場合があります。
例えば、広めのリビングで使うなら、自動運転で効率よく加湿してくれるEE-DF50が向いています。
一方、個室や書斎など狭い空間なら、シンプルなEE-DE50でも十分に機能します。

象印加湿器 EE-DF50とEE-DE50の違いについてまとめ

象印のスチーム式加湿器「EE-DF50」と「EE-DE50」は、基本的な加湿性能は同じながらも、操作性や省エネ機能、安全性などに違いが見られます。
EE-DF50はおまかせモードやタイマー機能が充実しており、より快適で効率的な加湿が可能です。
一方で、EE-DE50はシンプルな操作と価格の安さが魅力で、基本機能だけで十分という方に向いています。
自分の使用シーンや重視したいポイントに合わせて選ぶことで、快適な加湿ライフを手に入れましょう。