
ロイヤルカナン猫用には、腎臓ケア用の療法食として「早期腎臓サポート」と「腎臓サポート」の2種類があります。
両者の違いを一言で言うと
早期腎臓サポート → 予防・初期ケア用
腎臓サポート → 腎臓病の治療サポート用
となります。
この記事ではロイヤルカナンの早期腎臓サポートと腎臓サポートの違いを比較し、「どちらのキャットフードを与えようか?」とお悩みの飼い主さんに、わかりやすくお伝えします。
ロイヤルカナン「早期腎臓サポート」と「腎臓サポート」の違い
| 項目 | 早期腎臓サポート | 腎臓サポート |
|---|---|---|
| 対象 | 腎臓病の初期・リスク猫 | 慢性腎臓病の猫 |
| 腎臓病ステージ | IRISステージ1〜2 | IRISステージ2〜4 |
| リン制限 | やや控えめ | かなり制限 |
| タンパク質 | 比較的普通 | 控えめ |
| 目的 | 早期ケア・予防 | 病気進行を抑える |
| 食いつき | 普通〜良い | 食欲低下猫向け |
早期腎臓サポートと腎臓サポート、の2種類のフードは名前が似ているので迷いやすいですが、一番大き違いは「対象となる猫の腎臓の状態」です。
どちらも腎臓ケアに特化したフードですから、リンの制限、たんぱく質の調整、抗酸化成分(EPA,DHAなどオメガ3脂肪酸)が強化がなされています。
両者の違いは、制限の度合い。
早期腎臓サポートは腎臓病の予防および初期ケア用なので、リン制限は0.13g/100kcalで腎臓サポートの0.08g/100kcalと比べると控えめな制限になっています。
たんぱく質については早期腎臓サポートは7.4g/100kcalなのに対し、腎臓サポートは5.9g/100kcalと身体に必要な分は摂りながらも制限されていることがわかります。
早期腎臓サポートがおすすめな猫、腎臓サポートがおすすめな猫
猫の状態によって、選ぶフードは変わります。
早期腎臓サポートは次のような猫に向いています。
腎臓は一度悪くなると回復しない臓器です。
そのため最近は、早い段階から食事ケアを始める飼い主も増えています。
腎臓サポートがおすすめな猫は次のような状態が見られます。
腎臓サポートは、腎臓の負担を減らすことを目的とした療法食なので、基本的には診断後に使用するフードです。
ロイヤルカナン早期腎臓サポート(猫用)のメリット
早期腎臓サポートは「腎臓にやさしいけど栄養も確保する」という設計になっています。そのため、まだ元気な猫にも使いやすいフードです。
ロイヤルカナン腎臓サポート(猫用)のメリット
腎臓病の猫にとって食事管理は治療の大きな柱になります。
そのためロイヤルカナン腎臓サポートは獣医師からもよく勧められるフードです。
早期腎臓サポート、腎臓サポートを使うときの注意点
早期腎臓サポートあるいは腎臓サポートを使うときの注意点を2つお伝えします。
自己判断で使わない
いちばん大事なポイントは、療法食は自己判断で使わないことです。
ロイヤルカナンの腎臓フードは基本的に療法食です。
そのため獣医師の指示、定期的な血液検査、が推奨されています。
健康な若い猫には不要
腎臓用フードはタンパク質量が調整されています。
成長期や若い猫には、通常の総合栄養食の方が適していることもあります。
腎臓病の予防のためとはいえ、若い猫には不要です。
早期腎臓サポート、腎臓サポートの具体的な選び方
実際のケースで考えると分かりやすいので、具体的な事例をもとに説明します。
ケース①
健康診断で「腎臓数値が少し高い」
→ 早期腎臓サポート
ケース②
慢性腎臓病と診断された
→ 腎臓サポート
ケース③
まだ病気ではない10歳以上のシニア猫
→ 早期腎臓サポート
ケース④
腎臓病+食欲低下
→ 腎臓サポート
ケース⑤
獣医から療法食をすすめられた
→ 腎臓サポート
ロイヤルカナンの早期腎臓サポートと腎臓サポート(猫用)の違いのまとめ
ロイヤルカナンの早期腎臓サポートと腎臓サポートの違いは、主に対象となる猫の状態です。
早期腎臓サポート
→ 腎臓の初期ケア・予防向け
(リンの制限は控えめ、たんぱく質は通常、抗酸化成分の強化)
腎臓サポート
→ 慢性腎臓病の猫向け療法食
(リンの制限はかなり控えめ、たんぱく質は控えめ、抗酸化成分の強化)
腎臓病は猫にとても多い病気です。
特にシニア猫では発症率が高いため、早めの食事管理がとても重要になります。
迷った場合は、血液検査の結果をもとに獣医師と相談して決めるのが一番安心です。
大切な家族の命を守るのため、正しい使い方で体調を整えてあげてくださいね。
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