
和歌山県・白浜にある温泉施設「とれとれの湯」と「カタタの湯」。どちらも観光客や地元の方々に親しまれている日帰り温泉施設です。
そこで、料金や泉質、設備の充実度など、二つの施設の違いを調べてみました。
とれとれの湯は、和歌山県西牟婁郡白浜町にある日帰り温泉施設です。白浜温泉の源泉を引いた温泉で、太平洋を望む露天風呂や、岩風呂、備長炭風呂、寝風呂など、6つの露天風呂と4つの内風呂、月ごとに楽しめる月替わり温泉など様々な温泉や岩盤浴など様々な種類の風呂が楽しめます。
カタタの湯は、和歌山県白浜町の漁協直営の海鮮バイキングレストラン「とれとれ亭」に併設する日帰り温泉施設です。露天風呂と内湯があり、とれとれ亭のバイキングと併せて楽しむこともできますが、食事をしなくても入浴だけの利用も可能です。
>>とれとれの湯、カタタの湯の写真を見てみる2つの温泉施設について、さらに詳しく紹介していきますので、目的に合った温泉施設を選んでくださいね。
とれとれの湯とカタタの湯の7つの違い
一見似たような施設に見える「とれとれの湯」と「カタタの湯」ですが、料金設定や設備、泉質、アクセスなど、細かな違いがあります。
ここからはこの2つの温泉施設を7つのポイントから比較し、それぞれの魅力と違いを紹介していきます。
料金
料金は温泉施設を選ぶ際に、誰もが気になる大切なポイントです。
「とれとれの湯」は、中学生以上の大人料金が980円、小人(3歳~小学生以下)は500円です。また、別途1,000円を支払うことで、岩盤浴エリア「爽汗房」も利用できます(岩盤浴のみの利用は不可)。
一方、「カタタの湯」は大人680円、小人480円、さらに60歳以上の方は530円のシニア割引があります。
コストパフォーマンスを重視する方や、気軽に立ち寄りたい方には「カタタの湯」がおすすめです。
施設の概要
「とれとれの湯」は、施設全体が広く、設備が非常に充実しているのが大きな特徴です。内湯には、炭酸泉、酸素風呂、ジェットバス、寝湯などさまざまな浴槽があり、好みに応じて選べます。露天エリアも複数あり、備長炭風呂や岩風呂、壺湯など、趣向を凝らした温泉が揃っています。さらに、6種類の岩盤浴が楽しめる専用エリアや、エステ・アカスリなどの美容サービスも用意されており、滞在時間を長くしても飽きることがありません。
とれとれの湯の泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性低張性高温泉)で、美肌効果や切り傷、冷え性、関節痛、皮膚病、痔、五十肩、便秘、高血圧、婦人病、腰痛、火傷、運動麻痺、打ち身、消化器病、神経痛、捻挫、筋肉痛などに効能があるとされています。
一方、「カタタの湯」は内湯と露天風呂のみというシンプルな構成ですが、ナノウォーターを導入しており、肌あたりのやわらかさや保湿感にこだわった湯を提供しています。
カタタの湯の泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(緩和性低張高温泉)で、火傷、創傷、慢性皮膚病、慢性婦人病、リウマチ、神経症、神経炎などに効能があるとされています。
混雑状況
せっかくの温泉も、混雑していると気分的に落ち着かない、と感じることがありませんか?
事前にある程度の状況を把握していれば、多少のストレスも軽減できます。
ゆったり気分で温泉を楽しむためには、混雑状況は重要ですよね。
「とれとれの湯」は観光地「とれとれ市場」に隣接していることもあり、休日や連休、観光シーズンには多くの利用者で賑わいます。人気施設のため活気はありますが、時間帯によっては浴槽や脱衣所が混雑し、ゆったり過ごしにくくなることもあります。
一方、「カタタの湯」は、観光客よりも地元住民の利用が多く、全体的に静かな雰囲気が漂っています。平日や午前中は比較的空いていることが多く、混雑を避けてゆっくり過ごしたい方にはぴったりの施設といえるでしょう。
食事・休憩スペース
「とれとれの湯」は、休憩スペースも広く、畳敷きのスペースやリクライニングシートが用意されています。お湯から上がった後は、休憩スペースでのんびり快適に過ごすことができます。また、館内に和食レストランがあり、定食や麺類などが食べられます。
一方、「カタタの湯」は大広間のような休憩スペースはありません。しかし、「とれとれ亭」が併設されており、海鮮バイキングを楽しめるのが大きな魅力です。お風呂の前後に、新鮮な魚介を使った料理を好きなだけ味わえるのは、食事も重視する方にとっては嬉しいポイントです。
アクセス・駐車場
「とれとれの湯」は、JR白浜駅から車で5分程度、南紀白浜ICからも近く、観光ルート上に位置しています。「とれとれ市場」に隣接しているため、観光のついでに立ち寄るのに最適です。
「カタタの湯」も同じく白浜町の堅田エリアにあり、とれとれ市場やとれとれ亭からすぐの場所に位置しています。
どちらの施設も駐場が完備されており、自家用車でも安心してアクセスできます。徒歩移動も苦にならない距離感で、観光客にも地元民にも使いやすい立地です。
口コミ評価
実際に施設を利用した方の声を紹介します。
「とれとれの湯」はGoogleレビューでは4.3前後です。清潔感や設備の充実度、景色の良さなどが好評です。特に観光客からは、「いろいろな風呂が楽しめて飽きない」「家族で過ごしやすい」といった声が多く寄せられています。
「カタタの湯」は4.0前後です。落ち着いた雰囲気や清潔さ、湯質の良さに定評があります。派手さはありませんが、リピーターや地元の方に愛されている印象が強く、静かに温泉を楽しみたい方に向いています。
子ども連れのファミリー対応について
家族連れでの利用なら、施設の柔軟性やキッズ対応設備の有無も気になりますね。
「とれとれの湯」では、小さな子どもが安心して入れる浅めの浴槽や、家族でくつろげる広めの休憩スペースが完備されています。施設内も比較的バリアフリーに配慮されており、ベビーカーを押しながらの移動にも対応しています。
一方、「カタタの湯」は家族向け設備という点ではやや簡素ですが、施設全体の雰囲気が静かで落ち着いており、小さな子ども連れでもリラックスして利用できます。とれとれ亭の海鮮バイキングは、幅広い年齢層に好まれやすく、家族での食事にも適しています。
とれとれの湯とカタタの湯はどっちがおすすめ?
どちらも魅力的な施設です。どちらもおすすめの温泉ですが、あえて選ぶとしたら次のような方におすすめしたいです。
とれとれの湯がおすすめな人
「とれとれの湯」は、温泉だけでなく岩盤浴やリラクゼーション施設、レストランまで備えた大型の温浴施設です。温泉の泉質は炭酸水素塩泉で、肌を滑らかにする美肌効果があるとされており、特に女性や美容を意識する方に好まれています。施設内には多種類の浴槽があり、炭酸泉や酸素風呂、寝湯など、目的に応じて選べるのが大きな魅力です。
また、小さなお子様向けの浅風呂や家族で過ごせる休憩スペースも充実しているため、観光と合わせて家族全員で楽しめる施設といえるでしょう。
カタタの湯がおすすめな人
「カタタの湯」は、価格が抑えられており、地元の人々にも親しまれている温泉施設です。
泉質はナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、リウマチや神経痛、皮膚病などの症状を和らげる効果があるとされています。
館内はシンプルながら清潔感があり、ナノウォーターを使用した浴槽が特徴で、肌当たりが柔らかく湯冷めしにくいのが特長です。化粧水のような肌触りで、湯冷めしないしっとり感があると好評です。
併設された「とれとれ亭」では海鮮バイキングを楽しむことができ、コストパフォーマンスを重視する方や、観光のついでに温泉と食事を手軽に楽しみたい方に適しています。
とれとれの湯とカタタの湯の良くある5つの質問
Q1. とれとれの湯とカタタの湯の営業時間は?
「とれとれの湯」は午前10時から夜11時まで営業しており、比較的遅くまで開いているため、観光の後でも利用しやすい施設です。
一方、「カタタの湯」は朝8時から夜10時までと、朝風呂を楽しみたい方に適しています。
どちらの施設も最終入場時間に注意が必要で、カタタの湯は21時が受付終了です。営業時間は変更される場合もあるため、公式サイトで事前に確認するのが安心です。
Q2. 両施設にタオルの貸出はある?
「とれとれの湯」では、タオルのレンタルセット(フェイスタオル+バスタオル)が320円で提供されており、手ぶらで訪れても問題ありません。また、販売用のフェイスタオル(250円)やバスタオル(500円)も購入可能です。
「カタタの湯」ではフェイスタオルが100円、バスタオルが500円で販売されており、こちらも手ぶらで気軽に利用できます。
いずれも観光客を意識したサービス体制が整っており、準備が不十分でも安心して訪れることができます。
Q3. 館内で食事はできる?
「とれとれの湯」には館内にレストランがあり、和食を中心とした食事を楽しめます。周辺には「とれとれ市場」やその他飲食店もあり、入浴後のグルメも充実しています。
一方、「カタタの湯」はとれとれ亭に併設されており、施設の中で新鮮な魚介を使った海鮮バイキングを堪能できます。
どちらの施設も食事と温泉を組み合わせた利用が可能なため、旅の計画に合わせて選ぶとよいでしょう。
Q4. 混雑する曜日・時間帯は?
「とれとれの湯」は観光地に近いため、土日祝日や連休、夏季シーズンなどは特に混雑しやすく、夕方から夜にかけてがピークになります。平日の午前中や正午前後は比較的空いており、落ち着いた雰囲気で利用できます。
「カタタの湯」は比較的落ち着いた利用者層が多く、平日を中心に空いていることが多いです。休日でも混雑は激しくないため、静かに温泉を楽しみたい方には最適な時間帯を確保しやすい施設といえます。
Q5. 子連れでも安心して利用できる?
「とれとれの湯」では、家族連れを意識した設備が充実しており、子ども用の浅風呂や広めの脱衣所、リクライニングルームなどが用意されています。館内もバリアフリー設計が随所にあり、ベビーカーのまま移動が可能な動線も整えられています。
「カタタの湯」はシンプルな設計ですが、全体的に落ち着いた雰囲気で、温泉デビューの小さなお子様にも適した環境です。
両施設ともに清掃が行き届いており、衛生面でも安心して利用できますので、子連れの方も安心して楽しめます。
まとめ~【徹底比較】とれとれの湯とカタタの湯の違いとは?白浜の日帰り温泉7項目をわかりやすく解説
和歌山県・白浜にある「とれとれの湯」と「カタタの湯」の違いについて紹介しました。
どちらも魅力ある温泉施設で、地元のかたにも観光客にも人気があります。
設備やサービスを重視するなら「とれとれの湯」、コスパやのんびりした雰囲気がお好みなら「カタタの湯」が適しています。
比較項目 | とれとれの湯 | カタタの湯 |
---|---|---|
① 料金 | 大人900円 / 小人450円 | 大人800円 / 小人400円 |
② 施設の概要 | 露天風呂、炭酸泉、岩盤浴あり | 内湯、露天風呂(ナノウォーター) |
③ 混雑状況 | 観光シーズンは混雑傾向 | 比較的空いていることが多い |
④ 食事・休憩スペース | レストラン、リクライニングルーム | 軽食コーナー、食堂併設 |
⑤ アクセスと立地 | 白浜温泉エリア、観光地に近い | とれとれ市場すぐ横で便利 |
⑥ 口コミ評価 | 評価高め(4.2〜4.4) | 評価安定(3.9〜4.1) |
⑦ 家族向け | 家族連れにも人気、キッズ対応設備あり | 観光と一緒に楽しめるがやや簡素 |
日帰りもいいですが、とれとれビレッジに泊まってどちらも行ってみるのもいいですよ!
>>とれとれビレッジの写真を見てみる
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