仕事に家事に子育てに、忙しい毎日をお過ごしの女子のみなさま、
そんなあなたの心と体のコリをほぐしてくれる癒しの本を紹介します。
その本の名前は
『おつかれ女子の不調を改善する いやし図鑑』
(信田広晶・著 KADOKAWA 2021年6月30日発行)
精神科医の信田広晶氏が提案する
元気な自分をとりもどすための69の癒しのメソッド
が詰まっています。
イライラ気分とサヨナラしたい
もうくよくよしたくない、元気になりたい!
そんな悩みを解決するヒントが、69個も提案されているんです。
堅苦しい表現は一切ありません、ほんわかしたイラストにも好感が持てます。
表紙の彼女のように、頭のてっぺんから足の先までリラックス、ゆったりとした癒しの時間を過ごせるようになれる一冊です。
内容紹介
それでは簡単に本書の内容を紹介します。(画像はすべてAmazonからお借りしています)
プロローグ:お疲れチェック
本編に入る前にまずはあなたのお疲れ度をチェックしましょう。
疲れといっても体の疲れもあれば精神的な疲れもあります。
その疲れがどこから来ているのかを知り、改善していくための手がかりを見つけましょう。
●疲れ=体の疲れと思っていませんか?
目次より抜粋
●疲れの原因は活動スイッチを切れないこと
●いやしの第一歩は疲れを自覚すること
(他省略)
chapter1 いやしの睡眠
あなたはしっかり眠れていますか?
朝起きたとき、気分はスッキリしているでしょうか?
第1章では自分の睡眠についてチェックします。
まずは睡眠のNGチェックから。
そして、質の良い睡眠をとるためにどうすればよいのか、17の方法を提案してくれます。
その中から自分にできること、やってみたいと思うことに取り組めばよいのです。
どの項目にも共通していることは、
こうしなければいけません、
ではなく、
できそうならやってみて!
という優しい文体。
なので、
これでいいんだ、これならできそう、やってみようかな
と気軽に取り組めます。
●「遅寝遅起き」より「遅寝早起き」
目次より抜粋
●睡眠時間は個性
●午前3時までの深い眠りがカギ
●疲労は「休日の寝だめ」から
(他省略)
chapter2 いやしの食事
第2章では、食事についての改善点をチェックしましょう。
まずは食事のNGチェックです。
食事は大切だとわかっていても、栄養バランスの良い食事がとれない、摂りたいけど摂れないというジレンマがストレスになってしまいます。
そんな私たちに、からだにやさしい食事のとり方、食事の改善の工夫などを教えてくれます。
堅苦しく考えないでいいから、ちょっとここに気をつけてみて!
と誰もが気軽に取り組める食生活改善の13の提案が並んでいます。
●朝食で体内時計をリセット
目次より抜粋
●食事中に観るのはニュースよりバラエティ
●健康な体重がいちばん「キレイ」
(他省略)
Chapter3 いやしの運動
第3章は運動です。
運動といっても激しいものではありませんのでご安心を。
リラックスできる呼吸法や軽いストレッチ、ウォーキングなどなじみのあるものばかり、11のメソッドを紹介。
たとえば、いつものウォーキングにプラスアルファの提案を取り入れれば、リラックス度がアップする、そんな感じです。
こちらも最初に運動のNGチェックからはじめましょう。
●「吐いて→吸う」呼吸でリラックス
目次より抜粋
●ウォーキングで脳を休める
●”すごい運動”じゃなくていい
(他省略)
Chapter4 いやしのお仕事
仕事中は何かとストレスがたまりがち。
ここでは、それぞれの職場で、あるいは在宅ワークで発生しがちなストレスを上手に乗り切るための13個のメソッドが紹介されています。
まずはお仕事のNGチェックをして、自分に合った方法を探してみましょう。
●5分間休憩にぴったり!デスクでできるストレッチ
目次より
●在宅ワークだからこそ「会話」の機会を
●相談相手選びのヒント
Chapter5 いやしの生活習慣
最終章では生活習慣について改善の15のメソッドが書かれています。
毎日の生活の中でのストレスを減らす、避けるためのアイデアは、元気な自分でいるための心強い味方になります。
モーニングルーティーン、入浴するときの工夫、ネガティブな思考を断ち切る方法、自己肯定間のアップなど、どれもすぐ実行してみたくなる提案です。
NGチェックで自分の生活習慣を見直したら、できそうなことからはじめてみましょ!
●モーニングルーティーンでごほうびを先取り
目次より引用
●植物には絶大ないやしパワーが
●日々のケアで生理の不調を軽く
●お風呂は幸福度アップのチャンス
●イラッ!は自分にやさしくする合図
(他省略)
おつかれ女子の不調を改善する いやし図鑑 の感想
仕事、家庭、子育て、介護、そして新型コロナウイルスなど毎日の生活の中で起こる様々なことにストレスを抱えながら毎日を過ごしている私たち。年を重ねればそれに伴う不安もまたストレスになっています。
私たちは、いったいどれだけのストレスを背負っているのでしょう?
ストレスがすべて「悪者」というわけではないけれど、負のストレスはできるだけ減らしたい、抱え込みたくないですよね。
本書を手に取ったとき、こんな簡単なことでストレスが減るのかしら?
と思いましたが、実行してみると
こんなちょっとしたことで、気分がよくなる、明るくなれるんだ!
と実感しました。
もちろん、テレビやネットでストレス解消法はたくさん取り上げられていますが、そうした情報はその場限りで流れて行ってしまいます。その時はわかったつもり、やってみようと思っても、時間がたてばすっかり忘れてしまっていました。
でも、本ならいつでも開いて見なおすことができるし、なにより表紙の女の子の顏を見れば、「私もこんなふうに癒されたい!」と思うし、何度も読み返してしまいます。
自分には読むだけでもリラックスできた本でした。
ぜひ、手元に置いて、疲れたな、と感じた時はページを開いて見てください。
きっと解決策が見つかると思います!
自分のために、自分らしく生きていい。
カバーそで、より引用
もっとやさしく、自分に接してあげていい。
自分の中にいやしがあれば、
明日のあなたはもっと輝けます。
何かに行き詰まったら、一人で抱え込まずに
もう一度この本をめくり返してください。
著者について
カバーそで より引用
●信田 広晶:医療法人社団心癒会しのだの森ホスピタル理事長・院長、日本精神神経学会認定精神科専門医。東邦大学医学部卒業後、東京女子医科大学病院精神神経科、武蔵野赤十字病院心療内科などを経て、しのだの森ホスピタル理事長・院長に就任。ホリスティック医療を実践しており、薬物治療などの西洋医学だけに偏ることなく、各種心理療法、自然療法、音楽療法、東洋医学など多角的アプローチで、その人に合った治療メニューを個別に提案、リラクゼーションを提供することで、患者自身の自然治癒力を最大限に引き出し、自然な回復をもたらす医療を心がけている。
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