月の上のガラスの町
古田足日・著 北見 葉胡・絵
未来のお話である。
月の上にガラスで覆われた町があって、人が暮らしている。
重力が1/6なので、地球では小さな花が月町ではジャングルだったり、
ガラスの壁の外へ出るときは宇宙服を着たり、
太陽が2週間おきに出たり、
アンドロイドの少女が恋をしたり、
とても面白い!
この作品は17、8歳の女性を対象として書かれたそう。
いつ書かれたかというと、1960年代の始め!
半世紀以上も前に書かれたのに、とても新鮮。
男性、女性、子供、母など、それぞれの描写が
とても豊かで、イメージがどんどん膨らむ。
胸がワクワク!する。
おしゃれで楽しいだけではなく、悲しみも憂いも備えた、とても素敵な作品。
著者は「おしいれのぼうけん」や「ロボットカミイ」などでおなじみの
古田足日氏。
コメント